海外ポケモンカードのコレクションのすゝめ【Elite Trainer Box専用UVカットアクリルケース編】
海外ポケカ製品の中で1番メジャーなエリートトレーナーボックス(Elite Trainer Box)、通称エリトレ。
ポケモンが大きく描かれた魅力的なパッケージデザインと、2013年に発売されてから現在まで100近くある種類の多さから、エリトレをケースに入れてコレクションするコレクターは少なくありません。
弊店でエリトレを発送する際には、開封した後でも綺麗に保存できるよう、プラスチックのケースに入れてお客様の元へお届けしています✨
届いたものが化粧箱に入っているとプレゼント感があって嬉しくなりますよね🥰
今回はそのワンランク上、エリトレなどBOXをオプション付きでご注文いただいた方にお送りするUVカット性能を持つアクリルケースについてご紹介します。
UV(紫外線)カットって?
日焼け対策の化粧品や日傘などの衣類、そしてトレーディングカードの界隈ではディスプレイフレームやアクリルケースの性能を示す際によく用いられる「UVカット」という言葉ですが、そもそもどんな性能なのでしょうか。
太陽光に含まれる紫外線はお肌の天敵!と言われるように、人体や物に対しても影響を与える紫外線。
室内でも陽の光が照る場所に物を置いておくと、知らず知らずのうちに紫外線による「日焼け」という魔の手が貴方のコレクション達に忍び寄ってきます…
その紫外線による日焼けや劣化を軽減するのが「UVカット」の性能です。よく「◯◯%カット」と使われるように、劣化を完全に防ぐものではないのでご注意ください。
アクリル素材には元からUVカット性能が備わっている
肌の紫外線予防に日焼け止めがあるように、コレクションの紫外線予防にはアクリル板がうってつけです。アクリルは外からの紫外線を吸収・内側に通しにくい素材なのです。
室内紫外線(蛍光灯など)であれば90%をカットできるのだとか!
よくコレクション用のアクリル商品の説明に「紫外線を90%カット!」と謳われているものは、アクリル素材に標準搭載された性能をそのまま表記しているに過ぎません。
「アクリル」と「UVカットアクリル」との違い
弊社でお取り扱いしているアクリルケースは「UV97%以上カット」機能が付いたアクリル板を使用しています。
一般的なアクリルが室内紫外線90%なのに対して7%しか変わらないのでは?と思われるかもしれませんね。実はこの少しの差が大きな違いを生み出します。
一般的なアクリルとUVカットアクリル、7%の違いでどれほど違うのか実験してみました!
いつもエリトレやUPC、プレイマットのケースを製作してくださっている製造業者様のご協力の元、紫外線を照射するUVライトと紫外線が当たると発色するインクペンを用いて目に見える形で違いが分かるように実験してみました。
右が一般的なアクリル板、左がエリトレケースに使用されているUVカットアクリル板です。
最初の10秒ほど、UVカットアクリル版の方にライトがきちんと当たっているかわからなくてUV照射ライトと撮影カメラがどんどんブレていってしまいました💦
後半を切り取った映像の方がわかりやすいかもしれません。
続いてUVに反応して発色するインクを使用した外国紙幣を用いて実験してみます。
紫外線に反応して発色するインクは紙幣やパスポートなど、重要な書類にも用いられます。
先ほどの実験よりも違いが分かりづらいですが、ペンのインクよりきれいに発色するので写真でもカット率の違いが確認できます。
中央の「50」の文字の発光の違いがすごくはっきりしてますね!
この実験によってUVライトの光を一般的なアクリルよりもUVカットアクリル版の方が紫外線を大幅にカットしているということがわかりますね!
使用するUVライトにも光の波長にぶれがあるものもあるので、紫外線を通してしまっているようにも見えてしまいがちですが、以下のグラフからもわかる通り、一般的なアクリルよりも紫外線の光の波長をカバーできる範囲がUVカットアクリルの方が広いことがわかります。
もちろん、一般的なアクリル板も紫外線を90%カットしているので、その分劣化を遅らせる作用があります。UVカットアクリルについてもUVカットの効果についても使用環境によりその性能が落ちることもございます。
また、UVカットアクリル板においても全く紫外線を通していないというわけではありません。
今回実演映像で使用した発色ペンと異なる、少しの光でも発色する物を使用するとUVカットアクリル板でも光を通してしまいます。
しかしながら大切なコレクションが色褪せてしまう事はできる限り避けたいものです。
UVカット機能付きのアクリルケースで大切なカードやBOXを保護すれば、室内に飾っていつでも眺められますね🥰
終わりに
同じ素材を使って製品を作っていても+αの要素が入っているかどうかで目に見えて品質の差が出るのはとても不思議ですよね。
見た目もそこまで違いがない物なので尚更。一般的なアクリルとUVカットアクリルとでは価格にも差が出てしまうので「90%の方でいいんじゃない?」と思ってしまいがち。
しかしその実お値段以上の違いが隠れているかもしれません。
今回具体的な数値データを省いて視覚的にわかりやすい映像で違いをお伝えさせていただきましたが、もっと詳しく知りたい方は幾つものアクリル板製作会社様が光の波長ごとの透過率をグラフデータ化されているのでそちらをご参照頂ければ幸いです🙇♀️
大切なコレクションを少しでも長く綺麗に飾っておきたいコレクター様へ、UVカットアクリルケースのご紹介でした。
英語版「テラスタルフェスex」ご予約受付中!
UVカットアクリルケースは受注販売のみのオプションとなります(ケース単体販売の予定はございません)。
最新弾のエリートトレーナーボックスの予約時には「オプション有り」の選択肢を是非ご検討くださいませ🙇♀️
kinoko's shopでは他にも海外ポケカ最新弾のエリートトレーナーボックスとブースターボックス、Sleeved ブースターパックのご予約を受付中です!